8月29日(金)20:00記

       東京金先限8月終わり値2944円(
7円高
          銀           485.9円(
0.3円安
          白金          5075円(
59円高
          パラジウム      1055円(
16円高
          ゴム先限2月     320.7円(
0.7円高

代筆、天生目

本日の東京市場の終値は上記の通り。

金は総じて上昇。8月限終値、2944円7円高。高値2952円、安値2939円。
ニューヨーク高を引き継いで続伸。しかし、その後は円高が進み上値を抑えられて上げ幅を削る結果に。総じて小変動。

来週、週明けはハリケーンの動向で商品相場は一喜一憂することが予想されるが、9月第1週目はISM製造業・非製造業景況指数や非農業部門雇用者数、8月雇用統計といった米国の重
要指標が発表される。また、オーストラリア、カナダ、イギリスと各国の政策金利が発表される。為替、原油の動きに注意が必要。
来週は週初めがハリケーン、週末に米雇用統計。


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8月29日(金)12:15記

       東京金先限8月前引け値2948円(
11円高
          銀           482.8円(
3.4円安
          白金          5078円(
62円高
          パラジウム      1050円(
11円高
          ゴム先限2月     321.8円(
1.8円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続伸している。海外相場高や円相場の軟化を受け、軒並み続伸して寄り付いた。その後円相場の引き締まりとNY時間外価格の堅調が引き合いもみ合い程度の動きで推移、総じて4円高ー13円高、8月先限は2948円で前引け。

 「グスタフ」がメキシコ湾の入り口に到達するのは米国時間30日、米石油関連施設へ到達するのは同1日あたり。2日には石油関連施設上空。「カトリーナ」や「リタ」のような大惨事は滅多に無く、実際は勢力が弱まり熱帯低気圧となり自然消滅するほうが圧倒的に多い。ただし「グスタフ」の進路は非常に危険度が高く、被害が皆無となるとは言えない情勢である。どう見ても週明け1日の東京市場は続伸するだろう。
 ただ、その後が問題。実際に上陸した日もしくはハリケーンが去った後、待っているのは相場の下落である。そして4日がECB理事会。つまり原油絡みで東京金がまとまった反落となったところが買い場ではないかと考える。そう考えると2日もしくは3日あたりか。

 ハリケーンや洪水、干ばつなど人の不幸を買うと、ろくなためしが無い。これ今までの経験則。

 東京金の週足は2921円を下回って引けない限り、2週続けての陽線引けが確定となる。週足では下落の後に2本陽線が続いた場合、その後たて続けに陽線が入る確率が極めて高い。来週は押し目を狙い買い。


8月29日(金)8:50記

       金            837.2ドル(
3.2ドル高
       銀            1360.4セント(
13.4セント高
       白金           1484.2ドル(
43.5ドル高
       パラジウム       293.1ドル(
6.6ドル高
       SICOMゴムRSS3   298.0セント(
1.00セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金12月限は前日終値比3.2ドル高い837.2ドルで取引を終了した。アジア、欧州時間帯で地合いを強めたWTIやユーロドルに連れ高し、早い時段階で高値849.7ドルまで上げ幅を広げた。しかしハリケーン被害観測を背景として上昇したWTI原油が天然ガスの下落やIEAの戦略石油備蓄放出の報(ロイター通信)を受け利益確定の売りが優勢となり反落、また米GDPの堅調や米株価の上昇などでユーロが対ドルで売られたことも重石となり、830.5ドルまで値を沈めた。売り一巡後はWTIやユーロの売り一巡模様を眺めて安値修正にもみ合いながら水準を切り上げた。
 WTI原油の反落は上記の通りであるが、IEAの石油備蓄放出は「用意がある」という段階。熱帯性低気圧「グスタス」が勢力を拡大し米エネルギー関連施設に上陸する可能性は極めて高いとされ、それ程危機的な状況にあるということ。施設関係者は既に避難の用意を始めている。
 仮に備蓄を放出したとしてもその後備蓄を回収する訳で、需給が劇的に緩むということではない。ただ「カトリーナ」の例があり、利益確定の売りに早々と回ったということは、来週は高い見るべきだろう。

 4-5月期の米GDPは前期比/年率3.3%(予想2.7%、前旬実績1.9%)。GDPの伸びが大きすぎ、一時は「誤報」とのうわさが出て、ドルが売られる一幕もあったらしい。ドル安による輸出の伸び、戻し減税効果などが要因とされ、時期米GDPの数値は悪くなる可能性が高い。ただこの発表が好感され、また原油価格の反落もあり米株価が上昇、ユーロ売りが優勢となったことで金価格の頭を抑えたことは事実である。現在ユーロドルは1ユーロ=1.470ドルあたり、昨日の最高値は1.481ドルあたり。

 米国は1日がレーバーデー。今夜は週末。ハリケーンリスクに備えWTIやNY金などは買われて終えるのではないかと思われる。


8月28日(木)20:00記

       東京金先限8月終値2937円(
7円高
          銀        486.2円(
0.6円高
          白金       5016円(
16円高
          パラジウム   1039円(
9円安
          ゴム先限2月  320.0円(
1.4円高) 

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は小幅続伸した。海外高と円安を受けた買戻しなどに総じて高く寄り付いた後、時間外相場の堅調を眺めて買いが継続、堅調な商状となった。しかし後場に入ると円が引き締まったのにつれ上昇幅を縮め、じり安傾向を辿った。8月先限は前場は高値引けとなったものの後場中盤以降では2932円まで値位置を切り下げた。売り一巡後は円高一服模様を眺めて再び引き締まり、2947円を示現、しかしその後終盤にかけては玉整理の動きに上値を重くした。総じて7円高ー16円高、8月先限は2937円で大引けた。

 午後に入り円高ドル安が進んだことから、円建てである東京金は高値から一時引き緩んだ。15:00発表の8月英ネーションワイド住宅価格が予想以上に低下(前月比-1.9%、予想-1.5%)し一時ポンドドルが引き緩んだが、ユーロドルへの影響は限定的であった。その後16:55に出た注目の8月独失業者数が-4.0万人(予想-1.0万人)、失業率は7.6%(予想7.8%)と悪いながらも改善、やはり相場への影響は限定的で、概ね時間外相場は堅調に推移した。つまり109円台半ばから始まったドル円が108.75円まで引き緩んだことが、東京金の頭を抑える結果となった。
 本日の米市場では、第2四半期個人消費、同GDP、週間新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数などが発表される。ユーロ圏、英国とGDP悪化から為替が動いたこともあり、どれも重要指標であるものの特に第2四半期の米GDPが注目と思われる。
 一方、別の角度から見ると原油価格の動向も注目である。原油価格の動向は為替・株式市場からも注目されており、WTI上昇はユーロ買いドル売りされやすくなる。熱帯低気圧「グスタフ」は28日にはハリケーン級の勢力を回復するとされ、31日にはカテゴリー3ないし4へ勢力を拡大して米国の海域に進行する可能性があるという。その後、9月1日に米ルイジアナ州沿岸に上陸する見込みである。このルートはかつての大型ハリケーン「カトリーナ」とほぼ同じ。つまり原油相場に限っては連休前の週末要因などほぼ無いと言ってよいと思われる。
 
 チャートを参照。ローソク足が転換線の上に出てきており、転換線は下向きから横向きに変化、基調転換の兆しが出てきた。またMACDはシグナル線をクロスし、まだマイナス圏ではあるものの上向きに変化、買い転換の可能性あり。



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8月28日(木)12:05記

        東京金先限8月前引け値2949円(
19円高
           銀           482.3円(
3.3円安
           白金          5037円(
37円高
           パラジウム      1041円(
7円安
           ゴム先限2月     321.5円(
2.9円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続伸している。海外高と円安を受けて高寄り後、時間外相場の上昇を眺めて買いが継続。総じて12円高ー20円高、8月先限は2949円前引け。

 ユーロドルが一時1ユーロ=1.4790ドルまで上昇するなど堅調な商状を見せている。10:30に発表された第2四半期豪設備投資が前期比5.7%と予想の2.0%を大幅に超えたことで、豪ドルが対米ドルで上昇、それに連れてNZドルも上昇、ドルはユーロでも売り優勢となった。また熱帯性暴風雨にいったん勢力を弱めた「グスタフ」はハイチを通過後、海上で再び勢力を強める観測で、時間外取引でWTIが引き締まっていることもドル売り要因と思われる。
 NY時間外12月限は837.6ドルまで値を回復、その後は材料待ちでもみ合う商状となっている。東京金8月限は2950円へ接近、ちょっとした心理的節目でもあり、抜ければ勢いが付く可能性があるだろう。また22日の高値2951円、14日の高値2965円なども節目である。

  ただ毎度のことだが、欧州時間入りに注意が必要である。8月の英ネーションワイド住宅価格(15:00)、8月独失業者数、失業率(16:55)が注目となる。また米国時間では第2四半期米GDPが発表される。米景気が悪い悪いと言われながら、米経済指標が良かったりする。注目だろう。一方、「グスタフ」の動向も目が離せない。メキシコ湾入りするのはほぼ週末になる見込み。「カテゴリー3」に発達する可能性もあると言われ、米市場の連休も絡んで難しい情勢である。


8月28日(木)8:45記

       金            834.0ドル(
5.9ドル高
       銀            1347.0セント(
10.5セント安
       白金           1440.7ドル(
19.6ドル高
       パラジウム       286.5ドル(
0.8ドル高
       SICOMゴムRSS3   297.0セント(
4.00セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金12月限は前日比5.9ドル高い824.0ドルで取引を終了した。昨日の欧州の経済指標は、7月独輸入物価指数(前月比0.6%、予想0.5)が発表された他は特に注目材料は無かったことや、WTI原油がハリケーンをはやした買いに確りとなったことで、ユーロが対ドルで急速に切り返した。NY時間外取引でNY金12月限は堅調を維持、日中取引でも早い段階では840ドル前後で推移した。WTI原油10月限もハリケーンリスクと原油在庫の減少などで早い段階で高値(119.63ドル)を付けたが、120ドルのテクニカルポイントに接近すると手仕舞い売りに押される場面もあり、金塊相場の上値が抑えられた。

 7月の耐久財受注が前月比1.3%(予想0.4%)と発表され、ドルが対円やユーロで上昇、その時間帯にNY金やWTIが上値を重くしている。ただ独連銀のウェバー総裁(ECB理事)が、「ECBの利下げ議論は時期尚早」、「むしろ現行水準は中立もしくは緩和的」と発言、ユーロの下値サポートとなった。この日もユーロドルは大幅な振れを見せたが、最終的には1ユーロ=1.47ドル台前半で落ち着いた。

 NY金12月限はテクニカルなラリーを繰り返している。850ドル超えには手掛かり不足、800ドルへ接近すると実需筋の買い。方向性が見えてこない。4日ECB理事会が折り返しポイントか。


8月27日(水)19:15記

       東京金先限8月終わり値2930円(6月2924円
33円高
          銀           485.6円(同484.6円
12.0円高
          白金          5000円(同5010円
3円高
          パラジウム      1048円(同1038円
9円安
          ゴム先限2月     318.6円(
6.3円高

天生目が代筆しています。

本日の東京市場の終値は上記の通り。

金は反発。発会した新甫2009年8月限は2930円で大引け。6月限は2924円、33円高。
ニューヨーク高を引き継いで軒並み反発して始まる。その後、前場は狭いレンジで膠着。後場に入ると、ドル建て現物相場の上昇一服や為替1ドル=108円台後半まで円高が進み金相場もジリ安、前場の安値を割り込む場面も。しかし、大引けにかけてはドル建て現物相場の一段高を背景にして上値を伸ばし、先限8月は本日の高値で引けた。

以下のことは、事態を見守るしかないが・・・
熱帯低気圧「グスタフ」がハリケーンへと勢力を回復して、メキシコ湾岸の米国とメキシコの原油生産業務に悪影響を及ぼす可能性。
西側諸国が相次ぎ、ロシアによるグルジア領内、南オセチア自治州の独立承認を非難したことを受けての、メドベージェフ大統領の新冷戦の可能性についての発言から見てとれるロシアの強硬な姿勢。
原油高、地政学的リスクの高まりから、セーフヘイブン(資金の安全な逃避先)としての金市場に買いが入りやすい。
情勢の変化に注意する。


ゴムも高い。石油相場が高いことに同調し上昇。終盤、大引けにかけて大幅上昇となった。先限2月318.6円、6.3円高。320円までもう少し。


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8月27日(水)12:25記

       東京金先限8月前引け値2925円(6月2920円
29円高
          銀           480.9円(同481.0円
8.4円高
          白金          5023円(同5036円
29円高
          パラジウム      1040円(同1041円
6円安
          ゴム先限2月     315.4円(
3.1円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反発している。海外相場高とその後のNY時間外相場の堅調を眺めて、買い先行で寄り付き。その後は円の引き締まりもあって、もみ合い程度の動きで推移した。総じて25円高ー31円高、新ポ8月限は2926円発会、2925円前引け。

 NY時間外取引で833.4ドルまで上昇、現在も830ドル台で推移している。ハリケーン「グスタス」は26日にハイチに上陸、週末にはメキシコ湾内でカテゴリー3へ勢力を拡大する可能性があるという。そのためハリケーンリスクによる買いに、NY時間外取引でWTIも堅調を維持している。ユーロも対ドルで堅調。1ユーロ=1.47ドル台へ入っている。米住宅市場の低迷が確認されたのに加え、原油価格の上昇がドルの売り要因と思われる。またロシアがグルジア問題に絡んで欧米との関係悪化、しかし同国が強気の態度を見せていることで地政学的緊張が高まっていることも原油価格の上昇要因となっている模様。
 ただし気を付けなければならないのは、ハリケーンの勢力が弱まった場合、WTIは急反落する可能性があるという点である。かつて「カトリーナ」「リタ」といった大型ハリケーンがメキシコ湾岸を直撃、石油関連施設が大打撃を被ったときでさえ、上陸と共に高値から大幅下落している。この面からの支援材料は一過性的なもので今週末あたりは注意が必要だろう。
 米国では1日がレーバーデー。一般的に言って、米国では休暇気分が抜けるのはその後となる。4日はECB理事会。そもそも、ユーロの上昇が止まり基調が転換したのは、前回のECB理事会後、トリシェ総裁の景気下振れに配慮した会見内容がきっかけであり、その後のユーロ圏GDPが初のマイナス成長となったことで下落に勢いが付いたものと認識している。後は価格が材料となり下落に勢いが付いた訳である。恐らく、政策金利は据え置きとなるだろう。会見内容もそれ程変わらないと思われる。ただユーロドルの値位置が違う。欧州景気の減速感は市場に織り込まれつつあり、インフレについての発言に動意付くのではないかと思える。
 ハリケーン材料で今週いっぱい引っ張れれば、来週はいよいよ買い転換。逆にハリケーン勢力失速などで突っ込んだ場面が買い場になるのではないかと見ている。



 東京ゴムは堅調。石油高を眺めて新規買い先行で高寄りした。その後、期近限月の堅調に支えられ、じりじりと水準を切り上げた。総じて3.1円高ー4.7円高、2月先限は315.4円で前引け。

 石油に追随する動き。週足は上昇トレンドを維持。買い相場と見る。


8月27日(水)8:55記

       金            828.1ドル(
2.4ドル高
       銀            1357.5セント(
20.5セント高
       白金           1421.1ドル(
13.9ドル安
       パラジウム       285.7ドル(
0.3ドル安
       SICOMゴムRSS3   293.00セント(
1.00セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金12月限は前日比2.4ドル高い828.1ドルで取引を終了した。独IFO経済研究所が発表した8月の企業景況感指数が予想を大幅に下回ったことなどでユーロが対ドルで一段安を示現、時間外相場がドル高を眺めて810ドル台前半まで値を崩した。その流れで日中取引は下値水準で取引が開始された。
 米コンファレンスボードが発表した8月の景気信頼感指数は56.9と予想の53.0を超えて改善、しかし8月の新築住宅販売件数が51.5万件と予想の52.5にとどかず、さらに6月の住宅価格指数も低下した。また7月のリッチモンド連銀製造業指数も-1.6で予想の-1.0を超えて悪化、こうした米経済指標を眺めて欧州時間で急落したユーロが対ドルで下げ幅を縮め出し、それに連れてNY金12月限も引き締まった。
 おりしも、ハリケーンに発達した「グスタフ」がメキシコ湾に接近、31日までにメキシコ湾に入る公算が大きいとの報を受け、エネルギー関連施設への直撃を懸念した買いがWTI原油に集まった。WTI10月限は一時は117.89ドルと大幅に上昇、NY金12月限はWTI上昇に乗じてプラス圏に躍り出た。
 取引前半に高値836.0ドルを付けた後は、ユーロやWTIが上げ一服模様となったことで横ばいで推移、終値もプラス圏を維持した。

 まだ方向感は出ていない。米経済指標が総じて良くなかった点、ハリケーンリスクからWTIが続伸したことなどがフォローとなった。しかし下値もみ合いの範疇。底固め段階と見るべきか。850ドルを抜ける場合は本物だろう。



8月26日(火)20:40記

       東京金先限6月終値2891円(
25円安
          銀        472.6円(
1.4円安
          白金       5007円(
70円高
          パラジウム   1047円(
6円高
          ゴム先限2月  312.3円(1月312.1円±0円)

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続落した。海外相場の下落や円高を受けた手仕舞い売りが先行、安く寄り付いた。その後は円高が一服したことやNY時間外相場が底堅く推移したことから、下げ幅を縮める展開。後場は終盤に入り、6月先限が2913円と前日終値水準(2916円)に急接近する場面があった。しかし最終的にはNY時間外相場の引緩みを受けて手仕舞いが催促され、急速に値を消す展開となった。総じて25円安ー14円安、6月先限は2891円で大引けた。

 17:00を回って、1ユーロ=1.460ドル台とユーロが対ドルで短時間に大きく値を下げた。第2四半期独GDP(季調済)は前期比−0.5%(前回1.3%、予想−0.5%)、前年比1.7%(前回2.6%、予想1.7%)と出た。第2四半期の独個人消費は−0.7%(前回−0.4%、予想−0.4%)、その後9月の独GFK消費者信頼感調査が1.5(前回2.1、予想2.0)と発表された。
 決定打となったのは、17:00に発表された8月の独IFO景気動向。結果は94.8(前回97.5、予想97.2)。これは05年8月以来の低水準。また、同現況評価値103.2(前回105.7、予想104.4)、同予想値87.0(前回90、予想90.5)と独景気の先行き不安を示唆する内容となった。ネルブ独IFOエコノミストが「欧州中央銀行(ECB)は利下げを行う可能性が高まっている」などとコメント、その後のユーロドルは1.46ドル台を割り込んだ。
 この独経済指標の悪化でユーロ売りドル買いが誘われ、ドル建てであるNY時間外相場や現物価格が急速に値を崩した。現在(20:00)ユーロドルは1.45ドル台後半で推移しており、NY時間外12月限は810ドル台前半まで下げ幅を広げている。

 しかし、このユーロドルの下落。“ユーロ・ショック”である。19日の安値、1ユーロ=1.4630ドルを下抜いてしまっている。余談だが、ゴールドマン・サックスは14日のレポートで、「向こう3ヶ月でユーロドルは1ユーロ=1.45ドルを付け、6ヶ月では1.50ドルへ回復、しかし1年後には1.40ドルまで下げる」と予想していたが、それを連想させる動きである。しかし同社はその後、やはり「年末までに原油価格は1バレル=149ドルまで上昇する」との見通しを維持する見解を公表している。原油については、同社のエネルギーチーム作成による“リサーチノート”によるもの。為替の影響よりも原油価格はファンダメンタルズが重要なファクターであると独自の見解を展開、予想のつじつまが合わないのは、セクションが違うためか。

 今夜の米経済指標は、6月のS&P/ケース・シラー総合ー20、8月の消費者信頼感指数、8月の新築住宅販売件数、6月の住宅価格指数、7月リッチモンド連銀製造業指数。そして遅い時間(3:00)に8月5日分のFOMC議事録が公表される。米欧の景気の悪さ比べと言うべきか。ユーロドルの反転があるのか、大注目である。


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8月26日(火)12:15記

       東京金先限6月前引け値2906円(
10円安
          銀            477.5円(
3.5円高
          白金          5016円(
79円高
          パラジウム       1047円(
6円高
          ゴム先限2月      314.0円(1月314.3円
2.2円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続落している。海外相場が続落した上、為替の円高ドル安に圧迫され、軒並み売り優勢で寄り付いた。6月先限は寄り後も手仕舞い売りに押され2891円まで下げたものの、円高一服模様やNY時間外取引でWTIの引き締まりにともないNY金が幾分引き締まったことを眺めて買い戻され、もみ合いながら下げ幅を縮めた。総じて14円安ー9円安、6月先限は2906円で前引けた。

 時間外取引でWTIがそこそこ堅調に推移している。昨日のWTI10月限は前日比0.52ドル高となった。週末22日は6ドルを超える大幅安となり、印象の悪い陰線を示現、続落をイメージする向きが多かっただろう。週明け25日の海外市場ではOPECによる減産懸念や地政学的リスクの高まりが下値サポートとなった模様で、115ドルの大台を堅持して取引を終了している。地政学的リスクとは、グルジア紛争をきっかけとした北大西洋条約機構(NATO)との関係悪化である。NATOはロシアへの協力停止を警告、同国メドベージェフ大統領がこれに憤慨、関係断絶も辞さない構えを示したという。ロシアは別件で先週から米国との緊張が高まっている状態でもある。ロシア絡みの地政学的リスクが最近急速に高まっている状況で、これは金の買い材料でもある。

 9月1日は「レーバー・デー」で、米市場は3連休入りする。“労働感謝の日”と言うぐらいであり、この日を境に米市場は市場参加者が本格参入してくるものと思われる。昨日はロンドン市場が休場。昨日はポンドドルの下落もユーロが対ドルで売られた要因と思われる。相場の方向感が定まっていないのは取引が閑散な状態であることも一因なのだろう。
 欧州時間早朝の15:00−17:00には独経済指標が出る。第2四半期GDP、同個人消費、9月のGFK消費者信頼感調査、8月のIFO景気動向など。欧州時間に入りユーロドルの動向に注意が必要である。
 


8月26日(火)9:00記

        金          825.7ドル(
7.8ドル安
        銀          1337.0セント(
10.7セント安
        白金         1435.0ドル(
6.2ドル安
        パラジウム     286.00ドル(
3.00ドル安)
        SICMゴムRSS3  292.00セント(
4.00セント高

 
 週明け25日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金12月限は前日比7.8ドル安い825.7ドルで取引を終了した。7月の米中古住宅販売件数が年率換算500万件と予想の491万件を上回ったことをきっかけにドルが堅調となった。ドルと逆相関関係にある金が売り優勢となり、早い時期に安値を付けた。しかし来月9日に開催されるOPEC総会を前に一部同加盟国による減産論が浮上、WTI原油が引き締まる場面でNY金も下値から切り返した。
 米ダウ平均株価は急反落となった。韓国政府によるリーマン・ブラザーズ買収の話が不透明、地銀の破綻などが重石となった他、株式市場では中古住宅の在庫増加に注目、住宅市場の低迷が続くとの見方が売りを誘った模様である。
 結局、NY金は方向感の乏しい商状で推移、マイナス圏で取引を終えた。


8月25日(月)20:50記

       東京金先限6月終値2916円(
21円安
          銀        474.0円(
8.3円安
          白金       4937円(
149円安
          パラジウム   1041円(
4円高
          ゴム先限1月  312.1円(
2.4円高

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反落した。週末22日の海外安やNY時間外相場の軟調を受けて安寄り。6月先限はその後もNY時間外相場の下げ幅拡大が嫌気され上値の重い展開となったが、多少は円安が下値をサポートしており、概ね2920円かー2910円のレンジで推移した。総じて22円安ー18円安、6月先限は2916円で大引。

 今夜の米市場の出方を待つのみ。はっきり言って、コメントもネタ切れである。英国はサマー・バンクホリデー。世界で最も取引量の多いロンドン外為市場は休場となる。米中古住宅市場に改善が見られるかどうかが手掛かりか。
 また先週末22日に急反落したWTIの出方。無節操な上げ下げを繰り返す原油価格が、各市場に多大な影響を与えているのは事実である。

《お知らせ》
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8月25日(月)12:00記

        東京金先限6月前引け値2915円(
22円安
           銀           471.2円(
11.1円安
           白金          4914円(
172円安
           パラジウム      1013円(
24円安
           ゴム先限1月     308.0円(
1.7円安

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反落している。先週末の海外相場が反落したことやNY時間外相場の軟調を眺め、軒並み安く寄り付いた。その後は円安ドル高が進んだことから底堅い商状を見せたものの、時間外価格が一段値を崩したことから、東京金も概ね値位置を切り下げた。総じて27円安ー18円安、6月先限は2915円前引け。

 ユーロが対ドルで下落しているが、恐らくポンドドルの下落になびいたものと思われる。22日発表された4−6月期の英GDP改定値は、前期比伸び率がゼロに下方修正された。1992年7−9月期から続いたプラス成長が途切れた形となり、ポンド売りが誘われた模様。
 ユーロは早い時間では対ドルで1ユーロ=1.479ドル近辺で推移していたが、東工取ザラバ取引が始まってしばらくすると、一時1.4714ドルまで下げ幅を広げた。ドル建てであるNY時間外12月限は822.5ドルまで値を崩し、東京金の圧迫要因となった。

 とは言え東京金6月限は2900円台でよく頑張っている。相対力指数、ストキャスティクスなどオシュレーター系のチャートが、“逆行”を示現(週報@、Aページ参照)、目先の強気転換を示唆している。
 ただ、NY金12月限は再び850ドルから遠のいた。WTIが日替わりで高下を繰り返し、ユーロドルは一時期よりも値位置を切り上げたが頭が重い。幾分様子を見るのが賢明か。


8月25日(月)8:55記

 先週21日に一時845ドルと大幅に切り返したNY金12月限であるが、翌週末22日には原油価格の急反落やユーロドルの軟調を受けて反落、節目の850ドルを上抜けず失速した。
 今週も原油価格やドルの動向を眺めての動きが予想される。今週前半の米経済指標は中古住宅販売件数から始まり、明日の新築住宅販売件数と住宅関連の発表が相次ぐ。米経済の核心部分でもあり、ドル相場の手掛かり材料となるのは必至である。
 再び心理的節目850ドルを上抜けトライとなるのか2番底を取りに行くのか、見極めが重要だろう。


8月23日(土)15:10記

       金            833.5ドル(
5.5ドル安
       銀            1347.7セント(
25.0セント安
       白金           1441.2ドル(
17.6ドル安
       パラジウム       289.00ドル(
0.15ドル安
       SICOMゴムRSS3   288.00セント(
6.00セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金12月限は前日比5.5ドル安い833.5ドルで取引を終了した。米株価の上昇や原油価格の急反落などでドルがユーロなど主要通貨で堅調に推移、ドル高を嫌った売りに一時は826.1ドルまで値を下げた。しかし売り一巡後は実需筋の需要期待などから下げ渋り、前日比ベースではマイナス圏であるものの幾分引き戻して取引を終了した。

 昨日のダウ平均株価は197ドル高と堅調、韓国出資期待からリーマン株に買いが膨らんだ模様。バーナンキFRB議長の講演が景気に配慮する内容となったことから、政策金利の据え置きが続くとの見方が広がったことで他の金融株も堅調となった。
 グルジアに滞在していたロシア軍部隊がオセチアに撤退したとの報で、地政学的リスクが和らぎWTIが大幅反落となった。原油価格の大幅安と米株価の堅調により、為替相場では主要通貨でドルが上昇、NY金の圧迫要因となった。

 WTI原油10月限は前日比6.59ドル安と前日の上昇幅を上回る大幅下落となった。しかしNY金は23ドル近く上昇した後、5.5ドル安。最近の金相場の大幅下落により、金貨需要が急増しているという。米造幣局は前日、一部の金貨販売を停止、実需回復期待が膨らんだのに加え、各国中央銀行が保有金売却に消極的姿勢となっている(時事通信社記事より)ことが下値を支えた模様。
 一喜一憂場面が続くが、週明け25日、翌26日と米住宅関連指標が続く。結果次第ではユーロドルが大きく動く可能性がある。昨日はバーナンキFRB議長の講演内容が伝わった直後に、ユーロが対ドルで一時引き締まる場面もあった。欧州景気の鈍化傾向は分かるが、ユーロは既に対ドルで相当売り込まれた。ドル安の反動高もそろそろ一巡するのではとも思われ、今後、「絶対金利差」を意識した動きに流れが変わるのではないかと見ている。

 週明け25日の東京市場は、円安(110.03円)とは言え幾分軟調な出だしとなるかも知れない。朝方のNY時間外相場がどう出るか。ただ、今週は週間足で内外ともに6営業日ぶりに陽線を示現した。来週終わった時点で2本目の陽線が入るかどうかが問題。

 「週報23日号」を第二道場でご覧下さい。テクニカルが幾分変化しています。ご覧頂いたことのない方は下記をお読み下さい。


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8月22日(金)21:00記

       東京金先限6月終値2937円(
45円高
          銀        482.3円(
8.4円高
          白金       5086円(
250円高
          パラジウム   1037円(
13円高
          ゴム先限1月  309.7円(
8.5円高

都合のより天生目が代筆しています。

本日の東京市場の終値は上記の通り。

金は続伸。ニューヨーク市場でドル安などを受けて急伸した流れを引き継ぎ、買い優勢な一日。後場には円安などにも支援されて高値2951円と上げ幅を拡大。終盤、大引けにかけては寄付き値段を挟んだ保ち合い。寄り付き2935円、高値2951円、安値は前場につけた2930円。

これからの注目材料は、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演。金融安定化について講演することになっており、米政府系住宅金融機関(GSE)の問題に関して、いったいどのような発言をするのか注目。

今週は先限で昨年11月20日以来の安値2786円を付けた。そこで実需の買いなどに支えられると、ドル安・原油高をきっかけにして急反発。
UBSとJPモルガン・チェースの追加損失、米政府系住宅金融機関(GSE)2社(ファニーメイ、フレディマック)の経営不安を受けて金融不安が再燃。そして、グルジア情勢、ポーランドによる米ミサイル防衛(MD)配備協定の調印を巡り米ロの対立が浮き彫りに。これらの地政学的リスクに対しての事の顛末はわからない。しかし、金市場に対しての投資意識が盛り上がる、きっかけにはなっている。

金週報(8月16日号)では、今週の《目標参考価格》を上値が2842円、2900円、2907円、2929円、2965円、3000円、3023円。下値は2800円、2752円、2702円としていました。実際の今週の高値は2951円(22日)、安値は2786円(19日)でした。


東京ゴムは続伸。石油、貴金属市場の上昇を眺めた買戻しなどから上昇。
他の国際商品同様に上昇トレンド。


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8月22日(金)12:14記

       東京金先限6月前引け値2931円(
39円高
          銀           488.8円(
14.9円高
          白金          5049円(
213円高
          パラジウム      1043円(
19円高
          ゴム先限1月     308.4円(
7.2円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反発している。海外相場の上伸を受け買い戻しなどが優勢に寄り付いた。6月先限は寄り後もNY時間外相場の堅調を眺めて買いが継続、2943円まで上げ幅を広げた。しかし取引中盤以降はユーロの上昇一服などでNY時間外相場が頭を重くしたことから、週末を兼ねたポジション整理の売り物に押され値位置を切り下げた。総じて31円高ー39円高、6月先限は2931円で前引けた。

 昨日の海外相場の上昇要因は、結局ユーロの上昇と原油高である。昨日のユーロ圏PMI景気指数が市場予想を上回る一方、米新規失業保険申請件数は43.2万件と予想の44万件を下回ったものの以前として高水準、8月のフィラデルフィア連銀指数は-12.7(予想−12.6)、7月米景気先行総合指数−0.7%(予想−0.2%)とどれも良くない。WTI原油の大幅高もあってユーロドルは一時1ユーロ=1.4904ドルまで上げ幅を広げた。
 WTI10月限は一時1バレル=122.04ドルまで急騰した。地政学的なリスク懸念が高まったためとされる。尚、この日のNYダウ平均株価は12ドル高と小幅に続伸している。しかしこれはエネルギー関連株の上昇が全体を牽引した模様で、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反落している。
 NY時間外12月限は現時点で843.2ドルまで上昇している。昨日の通常取引での高値は845ドル。大節目の850ドルに急接近した。そもそもこの850ドル水準を大きく下抜けたことから、今回の大幅下落につながったのであり、この水準を突破できれば本物である。WTI原油も当面の安値を出し切ったと思われ、130ドル方向を目指しているように見える。 今後の展開に期待したい。

  本日欧州時間でのユーロの手掛かりは、6月のユーロ圏経常収支、6月ユーロ圏鉱工業受注額など。


 東京ゴムは堅調。他商品高に追随。総じて4.7円高ー7.2円高、1月先限は308.4円前引け。
 チャートを参照。週足である。チャートの教科書に採用されそうな上昇トレンドである。来週は高いと見る。


8月22日(金)8:35記

       金          839.0ドル(
22.7ドル高
       銀          1372.7セント(
68.7セント高
       白金         1458.8ドル(
89.9ドル高
       パラジウム     289.15ドル(
10.60ドル高
       ゴムRSS3      282.0セント(
2.5セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなりました。
松村
貴金属はロシアと北大西洋条約機構(NATO)関係をめぐり地政学的リスクの高まりで、原油高貴金属高となりました。NY金の心理的節目を抜いたことで地合いが強くなった様です。
又ドルが対主要通貨で大幅反落し、ドル安リスクの回避から実物資産へ資金が流れたことが材料となった様です。
商品相場は底打ちをしたのでしょうか?



8月21日(木)20:40記

       東京金先限6月終値2892円(
2円高
          銀        473.9円(
2.7円高
          白金       4836円(
78円高
          パラジウム   1024円(
8円高
          ゴム先限1月  301.2円(
3.2円高

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は小幅に続伸した。海外安や円高を受けた整理売りなどに安く寄り付いた後、NY時間外相場高を眺めて買いが優勢化、6月先限はプラス圏へ浮上した。しかしその後は決め手材料難から再びマイナス圏へ引き緩んで前引け。後場に入ると一段と円高ドル安が進んだことから2873円まで下げ幅を広げたが、ドルが円で売られる過程でユーロでもドル売りが加速、NY時間外相場が動意付き上げ幅を広げたことから、6月先限は急速に値を回復、一時は2902円まで切り返した。しかし終盤では高値調整が行われ上げこじれた。総じて2円高ー11円高、6月先限は2892円大引け。

 ドル円相場は海外市場の流れを引き継ぎ、109.80円台ともともと円高ドル安で始まったが、109.50円どころのストップ・ロスがヒットした模様で、急速に円高ドル安が示現した。108.58円まで円が急騰、段階的に並んだストップ・ロスが次々にヒットしたと思われ、こうなると値段が材料のような商状であった。以前であれば東京金はこのような急激な円高に見舞われた場合、パニック的な売りが出るところである。ところが、金相場の最近の大幅安の元凶は「ドル高」であるとの認識が市場に浸透している様で、本日は極めて静かな動きであった。
 ユーロ圏の経済指標が夕刻に出ている。PMI製造業8月47.5(予想47.0、前回47.4)、同サービス業48.2(予想48.0、前回48.3)、同総合48.0(予想47.7、前回47.8)。今夜の米経済指標は週間新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況感指数8月、景気先行指標総合指数7月。今夜のユーロドルがどうなるか。

 ユーロドル、WTI、そしてNY金。弱い弱いと嘆いているうちに、底を打っていたということもある。NY時間外12月はユーロドル、WTI原油とともに上昇幅を広げ、現在(20:35)830ドルの大台へ。

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8月21日(木)12:10記

       東京金先限6月前引け値2885円(
5円安
          銀           471.4円(
0.2円高
          白金          4768円(
10円高
          パラジウム      1027円(
11円高
          ゴム先限1月     304.1円(
6.1円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は海外相場安と円高に押され、軒並み安く寄り付いた。6月先限は安寄り後、時間外相場高を眺めて切り返しプラス圏に浮上したが、決めて材料を欠き戻り売りが優勢となり再びマイナス圏へ沈んだ。総じて5円安ー1円安、6月先限は2885円前引け。

 中心限月に移行したWTI原油10月限は、一時116.7ドルまで引き締まった。地政学的緊張に加え、ゴールドマン・サックスの年末149ドル予想などが効いており堅調に推移、ユーロの引き締まりもあって、NY時間外価格は昨日の高値圏で推移している。ただドル円が本邦株価の軟調によりリスク回避の円買いドル売りの動きが出ている模様で、円建てである東京金は、ほぼ円高による反落となっている。

 このまま原油価格とともに底打ちとなるか、もう一度下値を探りに行くか、はっきり言って難しい局面である。昨日夜のコメントで記したように、2番底を取りに行く場合のリスクを考えた資金配分を考えなければならないだろう。その上で上昇する場合はそれで良い訳である。


8月21日(木)8:55記

       金          816.3ドル(
0.5ドル安
       銀          1304.0セント(
6.5セント安
       白金         1368.9ドル(
17.6ドル高
       パラジウム     278.55ドル(
5.3ドル安
       ゴムRSS3      279.50セント(
0.5セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金12月限は前日終値に比べ0.5ドル安い816.3ドルで取引を終了した。原油価格や対ドルでのユーロの動向を眺めて上下した。米国とポーランドによる米ミサイル防衛(MD)配備協定の調印にロシアが強く反発、ロシア・グルジア紛争で米ロが対立関係となっていることもあり、地政学的リスクが高まった。WTI原油が堅調となったが、米週間在庫統計で原油が大幅増加(ただしガソリンは大幅減)と出て、WTIが急反落する局面でユーロドルも下落、NY金12月限は一時805.2ドルまで急速に値を消した。しかしゴールドマン・サックスが年末までの原油価格予想を1バレル=149ドルに据え置いたことが買い材料視され、WTI価格の回復とともにNY金12月限も下げ幅を縮めた。ただWTIは前日比プラス圏であったが、NY金12月限は前日比ベースでプラス圏にはとどかなかった。

 上記の通り昨日のNY金は他力本願的な動きに終始、またユーロドルは米株価よりも商品価格を眺めての取引となっている感がある。昨日の最高値が時間外取引で824.5ドル。日中取引では824ドルまで上昇したが、その後の伸びが無い。
 まだ上値が重い感がある。


8月20日(水)20:40記

        東京金先限6月終値2890円(
94円高
           銀        471.2円(
20.9円高
           白金       4758円(
176円高
           パラジウム   1016円(
45円高
           ゴム先限1月  298.0円(
1.8円高

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は大幅反発となった。海外相場が上昇したことやその後のNY時間外相場の堅調を眺め、買戻しなどが優勢に寄り付いた。6月先限はその後も円相場の引緩みやドル建て価格の堅調にサポートされ、2904円を頭に概ね2900円前後で推移した。後場はユーロが対ドルで引き緩んだことからNY時間外相場が上げ幅を縮めたため、幾分上値を重くした。総じて93円高ー101円高、6月先限は2890円で大引けた。

 相場の方向性を確認する必要がある。本日はまとまった上昇となったが、今後のドルの動向如何では、再び下値を試す場面も想定しなければならないだろう。ユーロは対ドルで東京時間朝方、1ユーロ=1.4803ドルまで瞬間的に上昇、NY金やWTIなどドル建て商品価格の押し上げ要因となった。
 米金融不安が払拭された訳ではなく、住宅市場の低迷も続いている。ドルもしくは米国単体での買い材料がある訳ではない。しかしユーロ圏GDPが初のマイナス成長となったことを契機に、これまで買われた反動が一気に出た。ユーロドルに限定した訳ではないが、近年ではドル建て商品価格の動向を論じる場合の“ドル安・ドル高”とは、ほとんどユーロに対してである。このユーロが下げ止まらない限り、NY金の復活はあり得ない。
 ただし、ゴールドマン・サックスの“1ユーロ=1.40ドル予想”については疑問である。既に巻き戻しは十分行われていると思われ、ユーロ買いの動機待ちと考える。

 足元は2番底形成を想定した準備はしておく必要がある。
 

 東京ゴムは期先2限月が小幅反発、他限は続落となった。石油相場や貴金属の堅調を背景に、概ね小幅に反発して寄り付いた。1月先限は300円の大台に乗せて寄り付いたが、その後はテクニカルの悪化にともない戻り売りに押される展開。前場終盤で本日の安値となる296.8円まで上げ幅を縮めた。石油相場が堅調なため下値追いとはならなかったものの、後場も幾分引き戻しては売られる商状を繰り返した。総じて2.9円安ー1.8円安、1月先限は298.0円で大引けた。

 日足はダウントレンドである。底打ち確認を待ちたいところ。週足レベルでは、これ以上下げてはまずいというレベルまで下落している。チャートを参照。週末22日の取引が終えた時点で、この上昇トレンドを下抜けている場合、買いは見送り。一目均衡表の雲(抵抗帯)の上限は22日で291.35円。土壇場に来ている感がある。

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8月20日(水)12:05記

       東京金先限6月前引け値2897円(
101円高
          銀           475.2円(
24.9円高
          白金          4775円(
193円高
          パラジウム      1040円(
69円高
          ゴム先限1月     297.9円(
1.7円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は急反発している。海外相場高やNY時間外相場の引き締まりを受け買戻しなどが先行、軒並み上っ放れて寄り付いた。その後円が引き緩んだことや時間外相場の堅調を眺めて買いが継続、6月限は2904円まで上昇した。しかし買い一巡後は手掛かり不足となり200円の大台を前後にもみ合った。

  米金融不安や原油高を背景に買われた海外相場の流れを引き継ぎ、NY時間外12月限は824.5ドルまで上昇している。自律反発か底打ち上昇局面入りか。続伸の場合は朝方のコメントで記した通り。
 東京金は久々の100円強というまとまった上昇となった。しかし過去の事例で言えば、再度下落に転じ2番底を形成することが多い。それはここ近年、金取引を行っている向きは熟知しているはず。そのため堅調ではあるが仕掛け難である。前場の高値2904円を抜ければ、チャート上のマド2929円が意識される可能性があるが、その後の展開はNY次第。

 尚、熱帯低気圧「フェイ」は、メキシコ湾岸方向の北西寄りに進路を変えた模様。石油施設への影響となると現時点では不透明だが、幾分それをはやした買いがWTI原油の下支えとなっている部分はあるだろう。今夜の米週間在庫統計は注目となる。


8月20日(水)8:35記

       金          816.8ドル(
11.1ドル高
       銀          1310.5セント(
0.5セント高
       白金         1351.3ドル(
42.6ドル安
       パラジウム     283.85ドル(
3.05ドル安
       ゴムRSS3      279.00セント(
5.00セント安

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金塊先物相場は前日比11.1ドル高い、816.8ドルで取引を終了した。米金融不安の高まりを背景に米株価が下落、ドルが軟調に推移したことで買いが優勢となり、中心限月の12月限は一時822.9ドルまで上げ幅を広げた。その後幾分高値修正に値を下げたものの原油高を支援材料に、高値圏でもみ合った。

 昨日はダウ平均株価が130.84ドル安(1万1348.55ドル)、約2週間ぶりの安値で取引を終えた。リーマンやAIGなどの業績悪化を警戒した金融株の売り、また連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)も引き続き売られた。
 朝方発表された7月の米PPIは前月比1.2%上昇、コア指数が0.7%上昇と大きく予想を上回った。インフレ圧力も金相場の押し上げ要因と思われる。また7月の住宅着工件数は前月比11%減。住宅市場の冷え込みが再確認されたこともドル安要因となった模様。昨日東工取終了時間あたりのユーロドルは1ユーロ=1.46ドル台の半ばあたり、米市場へ回って1.479ドル台まで値を回復した。
 金相場に少なからず影響を与える原油価格も、この日は堅調だった。熱帯低気圧「フェイ」が石油関連施設の集中するメキシコ湾岸からそれたことで頭を抑えられたものの、ドル軟調がこの日の決めて材料になったと思われる。

 現在の相場は、日替わりで高下を繰り返している。NY金が底を付けたかどうかを考えるのは時期尚早で、少なくとも8月14日の高値842.9ドル、心理的大節目850ドル近辺まで続伸した際、抵抗無く抜けるかどうかが問題だろう。
 ただ、本日の東京金はまとまった戻しを入れる見込み。買い方にとっては一息つけるもののその後が問題。現時点でのチャートやテクニカルははっきり言って良くない。飛びつき買いは避け、方向性の見極めが重要な時と思われる。


8月19日(火)20:45記

       東京金先限6月終値2796円(
37円安
          銀        450.3円(
15.0円安
          白金       4582円(
273円安
          パラジウム   971円(
47円安
          ゴム先限1月  296.2円(
6.5円安

浅見、外出のため天生目が代筆

 本日の東京市場の終値は上記の通り。

東京金は反落。
ニューヨーク高を受けて寄り付きに上昇した限月もあったが、その後のNY原油時間外市場安、ドル建て金現物相場安を受けて、戻りを売られ軟調な展開。先限ベースで昨年11月20日以来の安値2786円を付けた。先限終値は2796円。

やはり、金はもとより商品市場の回復にはユーロドルの回復が待たれるところ。

ドイツ経済指標、8月のZEW景況感指数の発表がありました。
-55.5
前回は-63.9、事前予想では-62.0
前回よりは良いといった程度のニュアンスなのか、レートの変動は限定的。

今日のこの後の注目材料としては、7月の米生産者物価指数や7月の米住宅着工件数の発表がある。7月の米生産者物価指数に対する事前予想は、総合が前月比0.6%上昇、コアが前月比0.2%上昇となっており、総合の前月比の伸びは6月の1.8%上昇から鈍化、総合の前月比の伸びが6月の0.2%上昇と変わらないとみられている。7月の米住宅着工件数に対する大方の予想は、年率換算96万戸で、前月の同106万6000戸から減少すると見られている。

米国経済の悪化と、米国以外の国の経済悪化とどちらに焦点を合わせるかで変動する為替レート、見極める必要がある。


本日の東京ゴムは反落。
石油市場の急落などから売り優勢で推移。大きく値を崩すこととなり、先限は300円の大台を割り込む。先限1月は終値296.2円、6.5円安。


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8月19日(火)12:25記

       東京金先限6月前引け値2804円(
29円安
          銀           460.4円(
4.9円安
          白金          4591円(
264円安
          パラジウム      980円(
38円安
          ゴム先限1月     299.2円(
3.5円安

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反落した。海外相場は上昇したもののその後にNY時間外相場が弱含んだことから、決め手材料に欠く展開。まちまちに寄り付いた後、6月先限は為替が円高ドル安に動いた他、時間外価格が下げに向かったことで値を消す展開となり、一時は2795円まで下げ幅を広げた。終盤から引けにかけては買い戻しなどに2800円の大台に戻し取引を終了、総じて40円安ー27円安、6月先限は2804円で前引けた。

 まだ底が見えていない状況である。NY時間外12月限は800ドルの大台を再び割り込んではいるが、800ドルを節目に下値もみ合いを行っているように見える。白金の無節操な下落が連想売りを呼んだ部分もある。
 尚、白金の下落は内部要因によるもの。商社、外資系証券、取引員ディーラーの日計り商いなど、買い方大衆店の投げを誘う動きと思われる。
 
 東京ゴムは反落している。石油3品が4桁の下落、貴金属も白金の大幅下落など外部要因の悪さが嫌気され、6月先限は軟調に寄り付いた後、300円の大台を割ると下げ足を早め、297.9円まで下値を追った。その後は日計り筋などの買戻しが入り下げ渋ったものの1月先限は300円の大台を割り込んで前引け、先限継続足では5月2日以来約3ヶ月半ぶりの大台割れとなった。総じて4.3円安ー3.4円安、1月先限は299.2円で前場の取引を終了した。

 逆ザヤが拡大しているが、この意味は。25日が納会。物が無いのではないか。ただし先物の動きは別。現在は300円割れが買い場なのか、300円の大台乗せが売り場なのか、確認する必要があるだろう。


8月19日(火)9:00記

       金             805.7ドル(
13.6ドル高
       銀             1310.0セント(
28.5セント高
       白金            1393.9ドル(
5.7ドル高
       パラジウム        286.9ドル(
2.10ドル高
       SICMゴムRSS3     284.00セント(
0.5セント安

 NY金塊先物相場は3営業ぶりに反発、中心限月12月限は前週末15日の引けに比べ、13.6ドル高い805.7ドルで取引を終えた。為替面で先週までのドル買いの反動安が示現、金投資への魅力が見直された。時間外取引の段階で810ドルへ接近する場面もあったが、通常取引に入り、WTI原油がハリケーンリスクの後退観測に値を崩したことや、ユーロが対ドルで上値を重くしたことなどが重石となり、高値圏では頭を抑えられた。

 ダウ平均株価は180ドル安と急反落している。米政府がフレディマックとファニーメイに対して資金注入する可能性が高まっているとの報に、株式保有リスクが懸念されともに20%強の下落となった他、金融株全般に売りが出た。
 米金融不安が払拭されず、ドル堅調が続くとは言い難い。今夜は米住宅着工件数や米PPIが発表される。
 ユーロドルが底を打てば金は上がる。


8月18日(月)20:45記

       東京金先限6月終値2833円(
20円高
          銀        465.3円(
31.5円安
          白金       4855円(
241円安
          パラジウム   1018円(
49円安
          ゴム先限1月  302.7円(
2.2円高

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反発した。先週末15日のNY金12月限は、通常取引で8ヶ月ぶりの安値となる792.1ドルで取引を終えた。しかし本日は朝方からNY時間外相場が締まっており、15日の時間外価格よりも高い水準だったことから、買戻しなどが先行して寄り付いた。その後はNY時間外相場が概ね堅調に推移、後場中盤に勢いが出て一時は2863円まで上げ幅を広げたが、終盤に入ると白金相場が急速に引き緩んだことや、時間外相場が上げ一服となったことで、急速に上げ幅を削った。総じて16円高ー42円高、6月先限は2833円で大引けた。

 本日はユーロや豪ドルなどに対し、ドル売りが優勢となった。時間外取引で原油価格や金など商品価格が上昇したことが手掛かりとなった様だが、NY時間外相場はユーロ高との相乗作用で、一時は810ドル手前まで引き締まった。
 時間外取引でWTI原油が反発したことも、商品全般の下支えとなった。ハリケーンリスクやイランの国産ロケットによる人工衛星打ち上げ成功、グルジアに侵攻したロシア軍が南オセチア自治州に短距離弾道ミサイルの移動発射装置を配備したとの報などが手掛かりとなり、WTI9月限は一時115.35ドルまで値を回復した。

 本日の反発が本物かどうかは不透明である。ユーロドルの反発もまだ自律反発の域と思われ、1ユーロ=1.50ドル台へ回復することが先決だろう。また今夜のWTI原油の出方もポイント。ハリケーン懸念が一過性的なものとなれば、反落する可能性がある。
 明日19日は為替面で重要な経済指標が出る。7月の独生産者物価指数、8月の独、ユーロ圏ZEW景況感調査、7月の米生産者物価指数、7月米住宅着工件数、7月米建設許可件数などが注目となる。



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8月18日(月)12:05

       東京金先限6月前引け値2842円(
29円高
          銀           472.1円(
24.7円安
          白金          5033円(
63円安
          パラジウム      1072円(
5円高
          ゴム先限1月     302.7円(
2.2円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反発している。先週末15日の海外相場は約8ヶ月ぶりの安値となる800ドルの大台割れで取引を終了した。しかし東京市場は15日の時間外相場の下落で織り込んでおり、本日朝方からNY時間外相場が引き締まっていることを眺め、軒並み堅調に寄りついた。その後ユーロドルの急反発にNY時間外12月限が800ドル台へ上昇幅を広げ、先限6月は週末15日の高値2842円を上抜いた。総じて24円高ー36円高、6月先限は2842円で前引けた。

 NY時間外12月限は800ドルの大台へ辛うじて回復、ユーロが対ドルで買われ、1ユーロ=1.4730台辺りまで急反発、また時間外取引で原油価格が引き締まっていることも下支え要因となっている模様。

 ユーロの対ドルでの建て玉状況であるが、シカゴIMM通貨先物での大口投機筋のネットは、前旬より9980枚ショートが増え、19427枚(8/12現在)の売り越し。これで投機筋のポジションは3旬連続の売り越しとなった。ユーロ買いの巻き戻しどころかショートが増えている状況で、きっかけ次第では買戻しなどに反発しやすいところまで来た感がある。
 又原油の時間外価格が引き締まっているが、これはOPECの減産懸念や、フロリダに向かっているとされる熱帯低気圧「フェイ」の動向を眺めてのもの。
 先週14日のような例もあり、なかなか強気になりきれない部分がある。情勢判断が必要な時。


8月18日(月)8:15記

 先週末15日のNY金12月限は、前日比22.4ドル安い792.0ドルで取引を終了している。ドル高の流れが続き、ドルは対ユーロで約半年ぶりのドル高水準、1ユーロ=1.46ドル台まで上昇している。ユーロ圏の実質経済成長率がマイナスに転じ、それまで売り込まれたドルショートの巻き戻しが本格化している。
 15日の東工取立会終了後も時間外取引で売りが継続、12月限は一時777.7ドルまで下値を追った。直近の安値859.6ドル(6/12)から高値989.6ドル(7/15)までの上昇幅が130ドル。この859.6ドルを明確に下抜けたことから、本格下落入りしたとチャートでは解釈出来る。上昇幅の1.618倍、もしくは2.0倍返した価格は779.3ドル、もしくは729ドル。現時点では1.618倍返しは完了済み。
 急激なドル高に警戒感がそろそろ出ても不思議ではなく、割安感の出てきたユーロや資源通貨が物色買いされる可能性は十分あるだろう。また本格調整局面中の原油価格であるが、OPEC加盟国で減産を唱える国が出ている。今後の展開は不透明感があるものの、昨年も示現した夏特有の本格調整と見ている。今週が正念場ではないかと考える。


8月16日(土)15:00記

       金             792.10ドル(
22.40ドル安
       銀             1281.50セント(
114.50セント安
       白金            1388.20ドル(
100.90ドル安
       パラジウム        284.80ドル(
23.20ドル安
       SICMゴムRSS3     284.50セント(
6.00セント安

 昨日の海外相場の終値は上記の通りとなりました。
松村
貴金属市場は全面安となりました。ユーロ安から来るドル高が売り材料になったようです。そのユーロ安は原油安から来ている様です。
原油はグルジアの紛争が下支えになっていることで110ドルをキープしています。
又、このユーロにゴールドマンサックスは(
ユーロ/ドル<EUR=>は今後3カ月間で1.45ドルに下落すると予想。従来予想は1.56ドルだった。向こう1年間では1.40ドルに下落するとした。ドル/円<JPY=>は今後3カ月間で110円をつけると予想。従来予想は106円。向こう1年間では114円に上昇するとした。)とのことです。
 このゴールドマンサックスはつい先月は原油200ドルを煽っておりました。
いつの間にか相場観の反転をし一人勝ちを狙っています。
注意してください。


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8月15日(金)19:35記

       東京金先限6月終値2813円(
10円S安
          銀        496.8円安(
40.0円S安
          白金       5096円(
300円S安
          パラジウム   1067円(
100円S安
          ゴム先限1月  

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は急反落した。海外安やNY時間外相場の下落を受けて手仕舞い売りが圧倒、6月先限は値幅制限安(S安)まで売り込まれて寄り付いた。その後、S安に張り付いては抜ける展開。後場に入ると下げ渋る場面があったもののほぼ前場と同様の展開で推移、しかしドル買い基調が止まらずユーロが下値を追うとNY時間外相場が下げ幅を拡大、大引け近くでは買い方の玉整理が優勢となり、結局、値幅制限解除となっている当限8月は158円安、他限はS安(150円安)で取引を終了した。

 ドル買い基調が止まっていない。要するにドル売り・ユーロ買い・資源通貨買い・金買いの反対売買である。ドル建金は現物、NY時間外相場とも800ドルの大台を割り込み大幅下落、本格調整安となっている。
 なにも米国経済が立ち直りの兆しを見せている訳ではなく、これまでのドル売りの反動によるものと思われる。米国以外でも各国で景気減速感が出てきたことに注目、先のECB理事会後、トリシェ総裁が景気の下振れリスクを強く示唆したことに端を発し、米国以外の経済指標も注目を集めている状況である。ユーロ圏のGDPは実際、ユーロ圏GDP集計開始以来、初のマイナス成長となったが、予想の範囲をそれ程逸脱したものではなく、独GDPやユーロ圏GDP発表後のユーロドルはむしろ幾分、買いで反応したように思えた。

 ドルと逆相関となる金相場は、ドル高が止まることが先決である。ドル高とはほとんどユーロに対してと言ってよい。以前記したことがあるが、通過ペアとしては市場規模が一番大きいのはユーロドルである。そのユーロドルのシカゴIMM通貨先物でのポジションを見ると、投機筋のネットはショート(ユーロ買い55538枚、ユーロ売り64985枚)である(5日現在)。次ぎに発表される12日現在はユーロロングが大幅に減少していることが予想されるが、実際はストップ・ロスがことごとくヒットし、本日東工取立会終了時間直前では1ユーロ=1.4699ドルまで暴落している。現時点で相当なポジション調整が行われているに違いない。

 恐らく大半の市場関係者は弱気売り奨励だろう。これだけの下落である。今夜の相場がどう出るか。個人的にはやはり調整安と見ており、「山高ければ谷深し」、まとまった本格調整ではあるものの、そのピーク時に遭遇していると考える。

 テクニカルはどうか。短・中・長期的に見て、どう予想すれば良いのか。「金週報8月16日号」は明日夕刻には「第二道場」で閲覧出来るように致します。

 

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8月15日(金)12:20記

       金             814.5ドル(
17.00ドル安
       銀             1423.0セント(
61.5セント安
       白金            1489.1ドル(
27.4ドル安
       パラジウム        308.0ドル(
8.35ドル安
       SICMゴムRSS3     290.50セント(
0.5セント安

       東京金先限6月前引け値2827円(
136円安
          銀           496.8円(
40.0円S安
          白金          5105円(
291円安
          パラジウム      1080円(
87円安
          ゴム先限1月     301.8円(
7.8円安

 昨日の海外相場、東京市場の前場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は急反落している。海外相場の大幅安とNY時間外相場の下落を受け、投げや弱気売りが膨らみ下っ放れて寄り付いた。6月先限はS安となる2813円(150円安)で寄り付いた後、売り物を消化しては数円戻しまた張り付く商状を繰り返した。取り引き中盤以降は、為替の円安や800ドルを割り込んだ時間外12月限が大台に乗り返したことなどを眺めて買い戻され、一時2842円まで引き戻したが、終盤から引けにかけては玉整理などに上値を重くした。総じて138円安ー124円安、6月先限は2827円で前引けた。

 昨日のNY金12月限は、前日比17.0ドル安い814.5ドルで取引を終了した。米労働省発表の7月米CPIが前年比5.6%上昇し、17年ぶりの高い伸びを示した。インフレ懸念によるヘッジ買いに寄り付きは堅調であったが、WTI原油が需要減退観測を背景に売られると、金も追随し値を崩した。ユーロは原油価格の下落や米株価回復に歩調を合わせて対ドルで売られ、1ユーロ=1.48ドルの大台を割り込んだ。独、ユーロ圏GDPなども意識された模様で、ファンドなどからストップロスによる大口のドル買いユーロ売りが出たとされる。

 13日に付けた安値2823円を下っ放れた。日足チャートはダウントレンドを示唆している。早い段階でNY金12月限が800ドルの大台を突っ込んで来たことも、心理的な圧迫要因となった。


8月14日(木)20:25記

       東京金先限6月終値2963円(
72円高
          銀        536.8円(
17.0円高
          白金       5396円(
136円高
          パラジウム   1167円(
46円高
          ゴム先限1月  309.6円(
0.6円高

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は急反発。海外相場高や円安を受けた買戻しが先行、高寄りした。その後は時間外相場や為替を眺めての取引が続いた。後場に入って、時間外相場が地合いを強めたのに加え円安地合いを好感した買いが優勢となり、上げ幅を拡大、6月先限は終盤に2965円まで上昇した。総じて72円高ー81円高、6月先限は2963円で大引けた。

 15:00に発表された4-5月期の独GDPは予想されていた程悪くなかったことから、1ユーロ=1.48ドル台半ばまで引き緩んでいたユーロドルが、1.49ドル台前半まで上昇した。ドル建てのNY時間外相場は上昇幅を広げ、840ドル台前半まで地合いを強めた。これが終盤の東京金の買い物を呼び込んだ。
 本日のNY時間外相場は、原油の時間外価格が堅調だったためかユーロドルの引緩み時でも底堅い商状を見せていた。この地合いを通常取引に入って引き継がれるかどうか、注目である。

 ユーロ圏のECB月例報告が17:00に発表された。要旨は、「インフレは依然として上振れリスク」となっている。「2次的影響を防ぐことが必要」。「ユーロ圏景気は引き続き健全」ではあるものの「08年半ばの成長は大きく鈍化する見込み」。現在、「景気の不透明感は高い」。といったもの。その後、7月のユーロ圏CPIや第2・四半期のユーロ圏GDPが発表されているが、いずれも予想から大きなずれは無かった模様。今回のユーロ下落により、景気減速に関しての材料はかなりの部分織り込んだものと思える。現在(19:40)のユーロドルは1.49ドル台極めて前半寄りでもみ合う展開。次ぎの手掛かりを待つ状態となっている。
 今夜の米市場での注目材料は7月の米消費者物価指数(CPI)、週間新規失業保険申請件数。FRBは利上げをすることが出来ない。米国では銀行や住宅ローン会社などの貸し渋りが深刻となっている状況である。この場合、CPI上昇となればインフレによる景気後退観測が高まり、株安、ドル安要因となる。後者は米雇用情勢を見る上でやはり手掛かりとなるだろう。

 チャートを参照。週間足である。本格的な調整局面であることに間違いは無いが、ご覧の通り上昇トレンドに沿った動きである。この反発が自律反発の域なのか、それとも底打ち・上昇局面入りなのかが注目の的となるが、それは足元の漣を見るようなもの。もっと遠い水平線を考えるべきである。
 とは言え、証拠金取引である。個人的には昨日の安値が底と見ている。それも今年最後の絶好の買い場到来かも知れないのである。



 東京ゴムは続伸した。石油や貴金属の堅調を眺め、買戻しなどに高く寄り付いた。6月先限は一時314.3円まで上昇するなど、概ね堅調に推移した。しかし後場に入ると買い方の手仕舞いに値を崩す展開。一時は304.3円と高値から10円下落し、売り一巡後は石油相場の引き締まりを眺めて買い戻され下げ幅を圧縮、結局小幅続伸となった。

 外資系ファンド機関店の途転売り。しかし商社機関店は買い戻す傾向。景気後退による自動車向けゴム需要減退観測と、外部要因堅調が引き合う展開。300円前半で値固め出来るかどうかがポイントで、明日の引け値を見る必要がある。
 

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8月14日(木)12:00記

        東京金先限6月前引け値2934円(
43円高
           銀           529.5円(
9.7円高
           白金          5338円(
78円高
           パラジウム      1153円(
32円高
           ゴム先限1月     313.0円(
4.0円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反発している。海外相場の反発に加え円安やNY時間外相場の堅調もあり、買戻しが先行、高寄りした。その後は時間外相場が頭の重い商状を見せたことから上げ渋る場面があったものの、6月先限は2930円を下値支持線として確りと推移した。総じて43円高ー50円高、6月先限は2934円で前引けた。

 昨日13日時点で、東京金の総取組高は133399枚。前日比10871枚の減。相当な投げが出たものと思われる。出来高は106328枚と現在の東京市場としては大商いである。昨日のローソク足は下値でかなり長い下ヒゲ線をともなった陽線であり、どう見ても当面の底を打ったとしか思えない状況である。
 NY金が続伸するには、原油の続伸もしくはユーロドルの上昇が必要である。早い話、WTIと為替の動向次第。

 本日は米欧とも経済指標が盛りだくさん。為替面での手掛かりは事欠かない。欧州の景気不安がユーロ安の要因であるため、独、仏、ユーロ圏の第2四半期GDPが注目となる。また米欧の消費者物価指数、米新規失業保険申請件数も重要だろう。


 東京ゴムは買戻しなどが先行、高寄りした。1月先限は原油や石油製品高を眺めて高く寄り付き、一時は314.3円まで上げ幅を広げた。中盤以降はゴム自体の決め手材料に欠ける中、テクニカルな売りに幾分頭を抑えられた。総じて2.6円高ー5.0円高、1月先限は313.0円で前引けた。

 週足である。中期的には上昇トレンドが生きている。一目均衡表の基準線は311.5円。明日大引けでこの水準を下抜けなければ、買いと判断。


8月14日(木)8:40記

       金             831.5ドル(
16.9ドル高
       銀             1484.5セント(
36.0セント高
       白金            1516.5ドル(
37.7ドル高
       パラジウム        316.35ドル(
5.80ドル高
       SICMゴムRSS3     291.00セント(
4.00セント高

 昨日の海外相場の終値は上記の通りとなった。

 NY金塊先物相場は9営業ぶりに反発した。中心限月の12月限は、前日比16.9ドル高い831.5ドルで取引を終了した。この日のWTI原油9月は一時117.46ドルまで値を回復、米ガソリン在庫の急減が手掛かりとなった他、停戦合意したはずのグルジア・ロシア紛争に関して、ロシアが軍事作戦を継続しているとの情報が買いを誘った模様。この原油高とユーロドルの下げ一服、インドの実需増大期待などが反発要因となった。
 米金融不安再燃により、この日のダウ平均株価が109ドル安となった。7月の米小売売上高は前月比0.1%減。5ヶ月ぶりの減少となった。ただ市場予想ほど悪くはなかったことから、相場への影響は限定的なものとなったようである。
 原油高や米株価の下落により、ユーロドルは1ユーロ=1.49ドル台前半と僅かながら値を回復、ドル円はダウ平均株価が急速に安値から下げ幅を縮める過程で円売りドル買いが進み、一時は109円台後半寄りへ上昇した。
 
 当たり前だが、まずは下げ止まることが先決。米株式が怪しい雲行きとなっており、資金がコモディティーに逆流する可能性が出てきた。


8月13日(水)20:50記

        東京金先限6月終値2891円(
31円安
           銀        519.8円(
6.1円高
           白金       5260円(
43円高
           パラジウム   1121円(
3円高
           ゴム先限1月  309.0円(
4.6円高

 本日の東京市場の終値は上記の通り。

今回は浅見、外出のため天生目が代筆しています。

東京金は続落。
前日のストップ安で下げ余地を残していたため、手仕舞い売りが先行。その後は1ドル=109円台前半から108円台後半まで進んだ円高に圧迫されて下げ幅を拡大。後場に入ると、円高一服、ユーロの反発を背景に金ドル建て現物相場が反発したことから戻り歩調となり、前場に付けた安値からは大幅に戻した。出来高10万枚超と大商い。
6月先限は終値2891円、31円安。高値2907円、安値2823円。

今日は7月の米小売売上高の発表がある。市場での大方の予想は前月比0.1%減で、5カ月ぶりの減少が見込まれている。 悪い内容が出ると株安とドル安から金の下支え要因となる可能性がある。

東京ゴムは反発。
為替相場が円高に振れ、石油市場や金は下落したことを受けて安く始まる。その後は利益確定の買戻しからか切り返し反発した。
先限1月は終値309.0円。高値310.0円、安値304.7円。


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8月13日(水)12:05記

        東京金先限前引け値2841円(
81円安
           銀         509.3円(
4.4円安
           白金        5209円(
8円安
           パラジウム    1103円(
15円安
           ゴム先限1月   307.4円(
3.0円高

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続落している。海外相場安と円高を眺め手仕舞い売りや弱気売りが継続、軒並み続落して寄り付いた。その後、本邦株価の軟調などもあり急速に円が対ドルで買われたことや引き締まっていたNY時間外相場が引き緩んだことが嫌気され、6月先限は2823円まで下げ幅を広げた。しかし安値を付けた後は下値警戒感から買い物が出始め下げ渋った。総じて81円安ー37円安、6月先限は2841円前引け。

 昨日の米市場では米銀大手モルガン・チェースの評価損発生などを受け米金融システム不安が再燃、米株価の下落要因となった。本邦株価はダウ平均株価の下落や4−6月期の実質国内GDPが予想通り悪化したことから前場ではやはり軟調で、ドル買いに歯止めが掛かった状況である。
 内外金相場が短期でこれだけ下落したのは、一言で言えばドル高要因。この基調が変化、つまりユーロドルが底を打てば、金相場は出直る可能性が極めて高いと言える。ただ円建てである東京金は目先的に急速に円高が進むと当然弱い。後場のNY時間外相場に期待する。
   


8月13日(水)8:00記

      金         814.6ドル(13.7ドル安
      銀         1448.5セント(13.5セント安
      白金        1478.8ドル(56.7ドル
      パラジウム    310.55ドル(11.45ドル安
      SICMゴムRSS3 287.00セント(3.0セント安


 NY金塊先物相場は前日比13.7ドル安い814.6ドルで取引を終了した。米株価が金融不安再燃により軟調、円が対ドルで買われた。一方、欧州でも金融機関の業績不振などもあり、ユーロドルの引き締まりは限定的。
 昨日の時間外相場の価格帯の範囲での動きであるが、円高とS安で守られた分が本日の東京市場に反映しそう。今夜は米小売売上高など注目材料が出る。米信用不安が再燃しそうで、再び金相場に資金が戻る可能性がある。ここは何とかしのぐべきと見ている。
 


8月12日(火)20:20記

        東京金先限6月終値2922円(
150円S安
           銀        513.7円(
32.3円安
           白金       5217円(
279円安
           パラジウム   1118円(
66円安
           ゴム先限1月  304.4円(
2.8円安

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は急落。値幅制限が解除された当限8月を覗き、軒並みS安(150円安)で張り付いた。昨日の海外相場が850ドルの節目を下抜き大幅に下落したことが嫌気され、手仕舞い売りや弱気売り優勢に寄りついた後、NY時間外相場がドル高ユーロ安などを眺めて一段安となったことから、S安に張り付く限月が相次いだ。前場中盤以降、大引けまで売り物を消化し切れず取引を終了、8月当限は187円安、他限は150円安で大引けた。

 結局、本日はドル建て金価格などの支援も無く、値幅制限安(S安)に張り付いた。ユーロドルは一時1ユーロ=1.4816ドルまで下げ幅を拡張、ユーロ圏の景気減速懸念を背景としたユーロ売りドル買いが継続した。欧州中央銀行(ECB)のビニスマギ専務理事が「欧州経済は予想以上に減速している」などと発言、ユーロ売りが誘われたとされる。
 昨日のNY金の一段安は、ドル高や原油安により、インフレ銘柄である金投資の魅力が薄れたためである。しかしながら36.4ドル幅の下落は非常に大きい。850ドル以下の水準に並んだストップロスが次々にヒット、テクニカル面での売り物が膨れたためと思われる。
 ロシア軍が武力介入したグルジア・南オセチア自治州の軍事衝突で、メドベージェフ・ロシア大統領は軍に作戦終了を命じたとのテレビ声明を発表した。昨日はグルジア情勢の緊迫で、カスピ海原油の供給が逼迫するとの懸念から時間外相場でWTI原油が引き締まり、一見原油価格の買い材料に思われたが、これは原油相場にとっては諸刃の剣となった。昨日の通常取引でWTI9月限は一時1バレル=112.72ドルまで急反落、グルジア情勢の緊迫で原油の上昇懸念ー欧州の景気悪化ーユーロ売りドル買いー結果的にWTI下落、といった流れとなった。であれば、ロシア・グルジア紛争が沈静化に向かった場合、ユーロドルはどういったアクションを見せるのか。

 800ドルの大台をさらに突っ込んでいくのか、この水準はオーバーシュートの域にあるのか、見極めが必要と思われる。
 ただ、米ファンダメンタルズを考えれば、ドル買い・米株買いがいつまでも続くとは到底思えない。また1000ドルで「高い」と買い控えた実需筋にとっては、絶好の買い場だろう。
 買い方にとっては苦しい局面であるが、こんな場面は今まで幾度も示現している。「今回だけは違う気がする」で安値を売ることになりかねない。


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8月12日(火)12:00記

      金         828.3ドル(36.5ドル安
      銀         1462.0セント(71.0セント安
      白金        1535.5ドル(24.1ドル
      パラジウム    322.00ドル(8.75ドル安
      SICMゴムRSS3 290.00セント(3.5セント安
      
      東京金先限6月前引け値2922円(
150円S安
         銀           506.0円安(
40.0円S安
         白金          5196円(
300円S安
         パラジウム      1104円(
80円安
         ゴム先限1月     303.9円(
3.3円安


 昨日の海外市場、前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は大幅安。海外相場がドル高や原油安を嫌気し大幅に値を崩したことから、手仕舞い売りや弱気売りが優勢に寄りついた。6月先限は2928円と下っ放れて寄り付いた後、下値で売り買い攻防の末、時間外相場の軟調を眺めて売りが圧倒、S安(150円安)に張り付いた。

 昨日のNY金12月限は先週末比36.6ドル安い828.3ドルで取引を終了した。ドル高や原油安を受けた投機筋の大量売りを浴び、850ドルの節目を下抜けた。ストップロスがヒットしたと思われ、824.5ドルまで下値を追った。その後は売り物一巡で落ち着いたが、現在は時間外相場で安値を更新、現時点では810ドルの攻防を強いられている。

 欧州の景気減速不安を背景に、それまで買われていたユーロなど高金利通貨が対ドルで売られている。この情勢が止まることが第一だが、現時点ではメドが立っていない。ただ米金融機関の信用不安が回復したとも言えず、米銀の貸し渋りも顕著である。特定金融株に対する空売り規制解除後の株価の動向が、今後の焦点と思われる。


8月11日(月)19:45記

       東京金先限6月終値3072円(
1円高
          銀         546.0円(
17.5円安
          白金       5496円(
59円安
          パラジウム    1184円(
55円安
          ゴム先限1月   307.2円(
4.5円安

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は小幅まちまちで引けた。先週末の海外相場がユーロ安や原油安を嫌気して大幅続落となったことから、軒並み売り優勢で寄り付いた。6月先限は安寄りした後、円安ドル高やNY時間外相場の引き締まりを好感した買いに下げ幅を縮めた。後場序盤まではその流れが続き、一時3080円まで値を回復する場面があったが、その後はユーロドルの下落を受けてNY時間外相場が引き緩んだため、再び下げに転じた。取引終盤では欧州勢参入にともないユーロドルが1ユーロ=1.50ドル台へ回復、時間外相場が引き締まったことから買戻しが優勢となり、辛うじてプラス圏へ浮上した。総じて4円安ー2円高、6月先限は3072円大引け。

 東京ゴムは3日続落となった。石油や貴金属などの下落を眺めた手仕舞いが優勢となり、軒並み下っ放れて寄り付いた。1月先限は310円を割り込んで寄り付いた後、305.4円まで下げ幅を広げた。しかし円安などを眺めた買戻しを交えて下げ渋り、下値でもみ合う商状を続けた。総じて4.5円安ー0.5円安、1月先限は307.2円大引け。


 ユーロドルが非常に不安定な動きを見せている。上記のように金相場はユーロドルの動向に振り回されている感がある。金相場が底を固めるにはユーロドルの下げ止まりが必要条件と思われる。ただ、本日の時間外相場は比較的底堅い商状であった。中心限月12月限は860ドル台前半から870ドル台前半で推移、前週末の通常取引終値から極端に売られる様子は無かった。これは時間外相場でWTI原油が堅調なためで、ユーロ軟調時でもWTIは然程影響を受けていない。グルジア情勢の緊迫が続いており、原油の売りに歯止めが掛かっている様である。この時間外相場での原油価格の堅調が、ある程度ドル建て金相場を下値サポートした模様で、東京金6月限は僅かながらもプラス圏で取引を終えている。
 とは言え、やはりユーロドルが問題である。ドルは11日、主要バスケットに対し6ヶ月ぶりの高値を示現、世界的に景気減速が観測される中、ユーロ、高金利通貨売りの流れが続いている。7月の独卸売物価指数は前月比1.4%(予想0.5%、前回0.9%)、前年比9.9%(予想9.0%、前回8.9%)。6月の仏鉱工業生産は前月比-0.4%(前回-2.9%、予想0.6%)。欧州のインフレ懸念は深刻だが、一方で景気悪化も懸念される。

 NY金12月限は先週末に850ドル台へ下落したが、その水準で踏みとどまれば「雨降って地固まる」というもの。米経済は好転した訳ではない。消去法から言えばやはりユーロと思え、現在は調整局面と考えるのが無難だろう。

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8月11日(月)11:50記

       東京金先限6月前引け値3065円(
6円安
          銀           546.6円(
16.9円安
          白金          5507円(
48円安
          パラジウム      1185円(
54円安
          ゴム先限1月     306.8円(
4.9円安

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続落している。先週末の海外相場がドル高や原油安を受け大幅に下落したことから、手仕舞いや弱気売りが優勢となり下っ放れて寄り付いた。ドル円相場が朝方、高値修正に109.60円辺りまで下落していたものの9:00を回り本邦株価の上昇を確認後再びドル円が上昇、110円方向へ引き締まった。またNY時間外相場はWTI原油が反発していることから引き締まっており、東京金の下値を支えた。6月先限は3054円寄り付き、その後じり高となり2067円まで下げ幅を縮めている。総じて10円安ー5円安、6月先限は3065円大引け。

 NY時間外12月限は860ドル後半での取引となっている。朝方から時間外で原油が1ドル内外引き締まっており、これがドル建て金価格をサポートしている模様。トルコでの供給不安やロシア・グルジア紛争を受けてのものと思われるが、原油価格の下落によってOPECメンバーのけん制発言も出ている模様。
 一方為替面では、ユーロドルが1ユーロ1.49ドル台前半へ突っ込んだ後、一服を入れている。欧州景気の減速懸念から調整局面となっているが、特定の米金融株に対して実施中の空売り規制が、時期解除される。米株式が自力で上昇できるかの試金石ともなり得ることから、12日前後は要注意であろう。尚、12日はUSDA穀物需給報告などもある。コモディティ全体の基調転換日となるかどうか。

 前場の東京金は円安と時間外相場でNY金が下げ一服となっていることから、続落しているものの底堅い展開。心理的節目の3050円を割り込んだ場合、手仕舞いが催促され3000円割れまで突っ込む可能性も否定出来ないが、引き戻しに入った場合、上を見るとマドが5つは空いている。いずれにせよ、買い場探しと考える。


8月11日(月)8:55記

 先週末のNY金塊先物相場は前日比13.1ドル安い864.8で取引を終了、これで6日続落となった。週末8日の東京、欧州市場で、欧州の景気減速懸念を背景にユーロが対ドルで売られた流れを引き継ぎ、米市場では1ユーロ=1.50ドルを割り込んだ。このドル高ユーロ安を嫌気した売りに押され、NY金12月限は一時875.5ドルまで下げ幅幅を広げた。

 この日はWTI 原油も急落している。世界的景気減速による需要減退観測や、ドル高を嫌ったものと思われる。ただ、グルジアとロシアとの間で軍事的緊張が激化しており、グルジアを通過するパイプラインの操業に影響が出る可能性も指摘されている。
 いづれにせよ、NY金は節目の850ドルに急接近、今後の展開が気になるところ。NY金は昨年11月7日に848ドルの高値を上っ放れて850ドルの大台に入って以降、調整局面時でも引け値ベースで850ドルを割ったことは無い。今回の下げもこの水準あたりで下げ止まるかどうか、見極めが必要だろう。     


8月9日(土)15:30記

      金         864.8ドル(13.1ドル安
      銀         1533.0セント(92.7セント安
      白金        1559.6ドル(23.0ドル
      パラジウム    330.75ドル(17.25ドル安
      SICMゴムRSS3 293.50セント(4.00セント安


代筆、天生目

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

NY金相場は続落。
堅調なドルと原油安により売りが加速。立会い取引レンジは858.00-872.00ドル。
欧州の景気減速懸念から対ユーロでドルの買い戻しが進んだ。ユーロドルは1.4997ドルまで。
本音は、どの通貨も積極的に買いたいというわけでなく、ドルが悪いのは周知のことで、今回はユーロの方が悪く見えたといったところでしょう。
相対的にドルが高くなった結果、原油を筆頭に商品市況が弱い動き。
金市場は、ドル建てで850ドル前後、東京市場で3000円水準が目先は意識されるポイントと思われる。


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8月8日(金)20:05記

       東京金先限6月終値3071円(
49円安
          銀        563.5円(
26.3円安
          白金       5555円(±0円)
          パラジウム   1239円(
26円安
          ゴム先限1月  311.7円(
3.5円安

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は反落している。海外相場安を受けた手仕舞い売り優勢に安く寄り付いた後、NY時間外価格の軟調を眺めて下げ幅を広げた。円安ドル高を眺めていったん下げ渋る動きがあったものの、後場に欧州勢が参入する時間帯に入ると再び下げに転じた。総じて51円安ー45円安、6月先限は3071円大引け。

 ユーロドルの大幅下落が響いた。1ユーロ=1.5310−30ドルあたりと観測されるストッップロスを巻き込み、1.52ドルの大台をも割り込んだ。NY時間外相場がドル高を嫌って下げ幅を拡大、円安がある程度カバーしたものの6月先限は後場終盤に前場で付けた安値3069円まで再び売り込まれた。
 昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会は政策金利を現行のまま据え置きとしたものの、トリシェ総裁会見内容が景気の下振れに配慮する内容となったため、米国よりは利上げ観測があったユーロが対ドルで売られ、その流れが続いている状況である。
 
 「ドル高要因でNY金が下落した」などの「ドル高」は、ほとんど対ユーロでという意味である。為替市場での通貨ペア規模は、ユーロドル、ドル円、ポンドドルの順に大きく、ユーロドルは全体の27%、次ぎのドル円は13%(2007年時調べ)となっている。「ドル」はもちろん米ドルである。NY金はドル建てであり、為替の代替商品と言える。ドル高となれば金買いの魅力が半減するため、極論から言えば「金=ユーロドル」と言っても過言ではない。

 このユーロドルが来週どう出るか。チャートが悪化しており、1ユーロ=1.50ドルを割り込む可能性も否定出来ない情勢で、金相場は為替面から不安が残る。

 週報9日号を読まれたい。


 東京ゴムは続落した。円安を眺めて様子見気分が強まりまちまちに寄り付いた後、石油相場の軟調などに手仕舞い売りが優勢となった。週末要因も重なり、買い方の玉整理などから、後場も戻り売りの流れが継続した。総じて3.5円安ー1.6円安、1月先限は311.7円大引け。

 買い方ファンドの玉整理。3月21日の安値266.1円ー6月30日の高値356.9円までの上昇幅に対する半値押し。ここまでは来た。ダウントレンド中で、現時点では戻れば売られる展開となっている。ここから切り返すか、さらに61.8%押し
 様子見。

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8月8日(金)12:15記

       東京金先限6月前引け値3084円(
36円安
          銀           571.5円(
18.3円安
          白金          5555円(±0円)
          パラジウム      1243円(
22円安
          ゴム先限1月     313.9円(
1.3円安

 前場の東京市場は上記の通りとなった。

 東京金は反落している。海外相場安を受け、手仕舞い売りなどが優勢となった。6月先限は3090円で寄り付いた後、NY時間外価格の下落を眺めて下げ幅を広げ3069円を示現、しかし売り一巡すると下値警戒感から買い戻され、3084円で大引けた。総じて45円安ー36円安であった。

 東京ゴムは軟調。円安や他商品安を眺め、総じてまちまちで寄り付いた後、1月先限は石油相場の急反落を嫌気した手仕舞い売りに、313.5円まで値を下げた。総じて1.6円安ー0.5円安、1月先限は313.9円前引け。


 寄り後に一時下値追いとなったが、これはユーロドルの急落により、ドル建て価格が崩れたためである。ECB理事会終了後のトリシェ総裁会見をきっかけに、ユーロが対ドルで売り優勢となった地合いを引き継いだ。恐らく1ユーロ1.5310以下の水準にストップ・ロスが並んでいたのだろう。この水準を下抜け1.530ドルを割った辺りから勢い付き、一時は1.5194ドルまで下げ幅を広げた。その後、ユーロドルの下落が一服したことや円が対ドルで109.70円近くまで下落したことから、下げ渋った状況である。
 朝方記したように消去法で言えばユーロと思えるが、欧州圏金融機関の決算発表などもあり、来週まで不安定な動きが想定される。注意は必要だろう。

 後場もユーロドルを眺めた動きとなるだろう。ドル円がどの程度サポートするかがポイントか。


8月8日(金)8:55記

      金         877.9 ドル(
5.1ドル安
      銀         1625.7セント(
24.8セント安
      白金        1582.6ドル(
27.4ドル
      パラジウム    348.00ドル(
6.1ドル安
      SICMゴムRSS3 297.50セント(
4.25セント安

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金塊先物相場は5日続落。中心限月の12月は877.9ドルで取引を終了した。時間外取引の段階では独貿易黒字の拡大を受けたユーロ買いにともない、890ドル台前半まで値を回復、しかしその後、欧州中央銀行(ECB)理事会後の会見で、トリシェ総裁が欧州の景気に先行き慎重な見方を示したことで、一転、ユーロ売りが優勢な流れに変わり、ドル高を嫌気した売りを浴びる展開となった。874.8ドルまで売られた後は、ユーロドルの下げが一服し横ばいし出したことや、5日にトルコ東部で反政府武装勢力が、アゼルバイジャンと地中海を結ぶ主要パイプラインを爆破したことにより、日量100万バレルの輸送が停止、現在も炎上している模様で、WTI原油が切り返したことが下支えとなり、下げが一服した。

 米ダウ平均株価はは225ドルの急反落となった。米新規失業保険申請件数が45.5万件と6年ぶりの高水準。ファンダメンタルズの悪い金融株が下落、また戻し減税効果が薄れて売上不調のウォルマート株も下落した。ECB理事会後の会見は「ハト派」寄りだったが、米景気不安はまったく払拭されておらず、その後のNY時間外12月限は880ドルの大台を回復している。

 トリシェ総裁発言が痛かった。ユーロドルは現在1ユーロ=1.53ドル台前半。本邦景況感も悪く、「景気減速」を公式に発表、消去法で言えば高金利のユーロと思うのだが。
 本日は反落予想だが、ユーロドルはほぼ底値状態。弱気はしないのが賢明と見る。


8月7日(木)19:50記

       東京金先限6月終値3120円(
20円高
          銀         589.8円(
3.3円高
          白金        5555円(
10円高
          パラジウム    1265円(
22円安
          ゴム先限1月   315.2円(
1.5円安

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続伸。海外相場は安かったものの時間外相場高と為替の円安ドル高が好感され、軒並み買い優勢で寄り付いた。その後は為替や時間外相場の動向を眺めて浮動する展開。6月先限は後場中盤に為替の円安が好感され3138円まで引き締まる場面があったが、終盤では手仕舞い売りに押され上げ幅を縮めた。総じて18円高ー23円高、6月先限は3120円で大引け。

 ドル円は最高109.68円まで上昇、東京金を後押しした。しかし終盤から引け間際では、手仕舞い売りなどにより急速に引き緩んだ。円安一服や、白金の6月限が引け際に手仕舞い売りが優勢となったことなどが要因だろう。
 独、仏の貿易収支の発表があったが、仏貿易収支が悪かった模様。ただユーロドルは比較的落ち着いた動きとなっており、NY時間外相場は堅調を維持しているようだ。原油の夜間も高い。
 尚、トヨタ自動車が発表した2008年4―6月期連結決算(米国会計基準)は、売上高が前年同期比5%減の6兆2151億円、純利益が同28%減の3536億円と四半期として初の減収減益になった模様。また2009年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比5%減の25兆円、営業利益は30%減の1兆6000億円、純利益は27%減の1兆2500億円とした。15時過ぎに発表されており、時間的に見て直接これが白金やゴム相場へ影響を与えたということはなさそうだ。

 今夜は注目のECB理事会が行われる。金利は据え置き予想だが、その後のトリシェ総裁会見が注目である。5日の米FOMC声明では、「景気下振れ」と「インフレ上振れ」の比重を同程度にとどめた。ECB総裁の会見内容はどうか。金利差を考えればユーロだが、「タカ派」が「ハト派」に転じた場合、サプライズとなる。

 夏場の商品相場は、良い思い出があまり無い。ただ、ドル円相場が目先買い転換(円安方向)している点は良い。チャートを参照。ユーロ円がともに上昇するようであれば、ユーロドルも下がりにくくなる。この辺に期待したい。


 東京ゴムは反落した。為替の円安を受け軒並み高く寄り付いたが、買いが続かず軟調な展開。1月先限は319.3円まで引き締まった後は、産地相場安や自動車販売不振が意識され、312.7円まで値を崩した。しかし売り一巡するとやや引き締まり、後場からはもみ合う程度の動きで推移した。総じて2.5円安ー0.3円安、1月先限は315.2円大引け。

 チャートを参照。ダウントレンド中である。チャートは戻り売りを示唆。ただ心情的には空売りは仕掛けたくない。買い転換を待ちたい。

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8月7日(木)12:10 記

       東京金先限6月前引け値3122円(
22円高
          銀           588.1円(
1.6円高
          白金          5562円(
17円高
          パラジウム      1260円(
27円安
          ゴム先限1月     315.5円(
1.2円安

 前場の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は続伸している。海外安と時間外相場高が引き合い、ほぼ為替面で換算上、高く寄り付いた。6月先限は3121円で寄り付いた後、決め手材料難に3120円を中心にもみ合う程度の動きを続けた。総じて17円高ー24円高、6月先限は3122円で前引け。

 為替は円安ドル高。これが金相場の下支え要因。確かに昨日のダウ平均株価は上昇したが、40ドル程度である。本邦株価は下落している模様で、今までであれば円高方向へ向かうところである。
 円相場の動きに変化が見られる。ドル円のチャートは上っ放れを示しており、110円の大台トライも考えられるだろう。FOMC後、米国では手掛かり材料が出尽くした感があり、日本のファンダメンタルズも見ているのかも知れない。
 何にせよ、NY時間外相場も引き締まり、現在、890ドル絡みの展開となっている。為替もドル円が109円台と円安で、これは買い方にとっては追い風である。今夜は欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。トリシェ総裁発言が手掛かりとなる。
 尚、トヨタ自動車の決算発表は15:00。それに関連して、そう神経質になる必要があるかどうかは不明だが、とりあえず白金やゴム相場が反応するかも注目だろう。


 東京ゴムは反落している。為替の円安や貴金属高などを眺めて買い戻し先行で高く寄り付いた。6月先限は寄り後に一時は319.3円まで引き締まったが、買いが続かず戻りは売られる展開へ。5日の安値314円、6月2日の安値313.4円を下抜き312.7円まで下げ幅を広げ、終盤では短期筋などの買戻しに幾分下げ幅を縮めた。総じて3.4円安ー1.2円安、1月先限は315.5円で前引け。

 ゴム自体の手掛かりに欠ける状況で、テクニカル的な動きに終始している。3月21日に付けた安値266.1円から、6月30日の高値356.9円までの上昇幅に対する2分の1押し、つまり311.5円が下値のメドと思われる。
 


8月7日(木)8:50記

      金         883.0ドル(
3.1ドル安
      銀         1650.5セント(
6.7セント安
      白金        1610.0ドル(
25.5ドル
      パラジウム    354.10ドル(
0.2ドル高
      SICMゴムRSS3 301.75セント(
0.75セント高

 昨日の海外市場の終値は上記の通りとなった。

 NY金塊先物相場は続落した。時間外相場の堅調を引き継ぎ、中心限月の12月限は早い段階で894.6ドルまで引き締まった。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の赤字拡大を眺めて米株価は売りに押されたが、原油先物が在庫増加を受けて急反落、株価が反転しドルが買わる模様を眺めてNY金は急速に引き緩む展開に。米国時間昼頃に安値880.5ドルを付けた後は原油が下値修正に下げ幅を縮めたことから、買い気が出て引き締まった。結局、前日比小幅安、4日続落となった。

 ただ米株式市場終了後、米AIGの4-6月期決算で、純損益が1株当たり2.06ドルの赤字(調整後51セントの赤字)と発表された。ドル高や株高は原油価格の下落にフォローされた面が大きく、米ファンダメンタルズは実際は最悪である。ただ本邦内閣府が景気判断を下方修正、また6月の独製造業受注が悪く、この日は円やユーロがドルで売られている。

 下落したとは言え、ほぼ昨日の時間外取引の動きの範囲内。現在時間外相場が安値修正を行っており堅調、またドル円は109円台半ばと円安が進んでいる。

 問題ないだろう。



8月6日(水)19:55記

       東京金先限先限6月終値3100円(
2円高
          銀           586.5円(
0.3円高
          白金          5545円(
219円高
          パラジウム      1287円(
69円高
          ゴム先限1月     316.7円(
1.9円高

 本日の東京市場の終値は上記の通りとなった。

 東京金は小幅高。海外相場安や時間外価格の軟調を受けた手仕舞い売りが優勢となり、前場ではマイナス圏で推移した。後場は一時引き緩む時間帯があったものの、中盤に時間外相場高や円の引緩みを眺めて買いが優勢化、プラス圏へ浮上する限月が相次いだ。総じて2円高ー11円高、6月先限は3100円大引け。

 東京ゴムは反発した。石油相場安を眺めて概ね安く寄り付いたが、その後は下げ渋る展開。1月先限は一時314.2円まで下げたものの、白金などの大幅上昇や円安を好感した買いが優勢化、結局、全限月がプラス圏に浮上した。総じて1.9円高ー3.1円高、1月先限は316.7円大引け。

 明日、明後日が正念場。この水準で踏みとどまるか。期待したい。

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8月6日(水)12:25記

       東京金先限6月前引け値3091円(
7円安
          銀           581.7円(
4.5円安
          白金          5433円(
107円高
          パラジウム      1251円(
33円高
          ゴム先限1月     315.